【言語】違いがわかるシリーズ第1弾〜ヘリ・コプターではないし、ドンキ・ホーテでもない
ドラゴンボールはZ世代のぼく(ぼくみん (@b0kumin) on Twitter)です。
カメハメハ大王っていますよね。
出典:the BUS で行くカメハメハ大王像 in ホノルル | 一年に二回ほどハワイに行く時だけ書くブログ
南の島の大王は~その名も偉大なカメハメハ~♪
実はこう区切ります。
カ・メハメハ
はい、意外!!
カ(ka):ハワイ語で「その人」
メハメハ(mehameha):ハワイ語で「孤独な」
「孤独な人」を意味します。
某アニメの影響で、「カメハメ・ハ」と思いがち。
このように我々が日本語の語感でなんとなく区切ってみるが実は勘違い、という例がけっこうあります。
今回はそんな言葉たちを外国語中心にご紹介します。
では、みなさん、これらはどのように区切るのかをぜひ予想してみてください!
・クアラルンプール
・トリコロール
・アカペラ
・ヘリコプター
・シャングリラ
いかがでしょう。
では、久しぶりにこの方に一つずつ腕を振るっていただきましょう。
出典:F-Style~2nd☆ぢぇねれぇーしょん~ :第1回事業仕分け
仕分け、スタート!
キリマ・ンジャロ
出典:http://ena-photo.atso-net.jp/Travelphoto/cat_1/cat590/
キリマ(kilima):スワヒリ語で「山」
ンジャロ(njaro):チャガ語で「白い、輝く」
写真の通り「白く輝く山」を意味します。
アフリカ圏だと多いようですが、「ン」から言葉が始まることに日本では馴染みがなさすぎます。
クアラ・ルンプール
クアラ(kuaia):マレーシア語で「三角江、エスチュアリー」
ルンプール(lumpur):マレーシア語で「泥」
マレーシアの首都で、「泥が合流する場所」を意味します。
ビニールプール モータープール クアラルンプール
どうしてもプールで区切りたくなっちゃいますね。
ニュー・ジーランド
出典:社会人の留学-パンフを無料で一括資料請求 | 留学くらべーる
ニュー(New):新しい
ジーランド(Zealand):島を初めて発見したのがオランダ人で、オランダのゼーラント州(Zeeland)にちなんで命名
英語で考えれば納得ですが、ランドに引っ張られてニュージー・ランドと呼びがち。
トリ・コロール
出典:ニッパツをトリコロールカラーに染めた横浜FMサポーター(20枚) | ゲキサカ
トリ(tri):フランス語で「三つの」
コロール(colore):フランス語で「色/color」
つまり英語だと、triple color。
なんとなく " トリコ巻き " というローカルフードチックになりがち。
ア(a):イタリア語の前置詞で「in」
カペラ(cappella):イタリア語で「教会/chapel」
無伴奏の合唱という意味ですが、元は「聖堂で/in the chapel」と場所を意味していたんですね。
ヘリコ・プター
ギリシャ語でらせんを意味する「helix」と翼を意味する「pteron」を合わせた言葉が語源。
フランス語の「エリコプテール(helicopter)」と呼ばれたものが英語圏に伝わり、ヘリコプターとなりました。
ドクターヘリなど、略称として「ヘリ」と呼ぶのに慣れているので、非常に違和感がありますね。
プリマ・ドンナ
プリマ(Prima):イタリア語で「最初の/first」
ドンナ(donnna):イタリア語で「婦人/lady」
オペラの主役となる女性歌手ですが、訳としては「first lady」とシンプル。ちなみに、マドンナはイタリア語で「my lady」。
シャングリ(Shangri):標準チベット語で「シャンの山」
ラ(La):標準チベット語で「山の峠」
英作家ジェームズ・ヒルトンの小説『失われた地平線』に登場する理想郷の名前。転じて理想郷、桃源郷という意味。
ホテルに馴染みの薄い人は「ラ?」ってなっちゃいますよね。ぼくがその一人です。
ドン(Don):郷士以上の貴族に与えられる敬称
キホーテ(Quijote):架空の名前
正式名称「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」。ラ・マンチャのある村に住む郷士が騎士道物語を読みすぎて現実と物語の区別がつかなくなり、「われは騎士、ドン・キホーテなり!」と冒険の旅に出る小説の主人公。
ペンギンでおなじみの某激安の殿堂のせいで、「ドンキ・ホーテ」と読みがちです。
出典:TBS「リンカーン」着ぐるみ上手No.1決定戦
ニュート+r・i(リ)+ノ
出典:http://neutrino.fuw.edu.pl/book/export/html/101
ニュート+r:イタリア語で「ニュートラル」
iノ:イタリア語で「小さい」を意味する接尾辞
ニュースで話題になった、なんか小さいやつです。
以上、仕分け終了です。
お疲れ様でした。
【自分の認識や日本語でしっくりくる語感と実際がこうも違うというのは驚きだ】とぼくは思いました。
明日の雑談の小ネタにどうぞ!
今日はこのへんで。
ではまた。
最後に。
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