【映画】ラストレター★4〜「ラストレター」という装置の使われ方がうまい
広瀬すずは映像の世界で光り輝くと思うぼく(ぼくみん (@b0kumin) on Twitter)です。
本作は、初見なら間違いなく楽しめるストーリー。最近弱りつつある涙腺が決壊しました。
何度も観たい作品かと聞かれたらその時間で原作を読むと答える(改変しつつもほぼ原作通り)ので、【この映画★4だ】とぼくは思いました。
観ようと思った動機は、キャストにエヴァの庵野監督がいたから。ぶっちゃけその一点のみ。
だから岩井俊二監督作品の鑑賞は本作が初。普段恋愛ものはあまり観ないのです。
ただ、原作のある映画はたいていそれを読んでから観るようにしていて、読み終えて一気に岩井俊二監督ファンになりました。笑
人生のタイミングタイミングで読み返したい一作です。後日この原作本をご紹介しますね。
さて、映画。
初恋の女性の影に20年とらわれ続ける男のストーリーと、実は自殺していたその女性とその家族・周辺人物のストーリーが次第に絡んでいき、最後には男や遺族がその女性の死を受け入れて前を向いていく再生の物語です。
「ラストレター」が過去と今をつなぐものであると同時に、男を再生へと導く装置になっているのがうまいなぁと思いました。
真意は原作か映画(おすすめは原作)で理解していただければと。
原作ありの映画は「原作と違うーブーブー」という意見をよく聞きますが、本作は原作者が映画監督なので映画の脚本が過不足なくまた違和感もないので、安心して観られます。
キャスト面では、ミュージシャンとして大好きな福山雅治の役者ぶりに少し驚きました。
ひとつ屋根の下やガリレオ、龍馬伝など「カッコいい」を演じさせたら一級品の彼ですが
本作では40後半〜50前半ほどの「少ししょぼくれた中年男性」に写っていました。
おそらく役作りのために体重増量もされたんでしょう。お見事でした。
庵野監督の演技はどうぞご自身でお確かめください。なかなかでした。
最近泣いてないな、という方はぜひ。
今日はこのへんで。
ではまた。
最後に。
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