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【熟熟】進化した献血のかたち〜コンビニで献血できたら便利じゃね?

献血が趣味。ぼく(ぼくみん (@b0kumin) on Twitter)です。


先日こんなニュースを見ました。

自粛・休校…献血足りない 新型コロナ、日赤「協力を」: 日本経済新聞

換気の悪い場所に大人数が集まる場所ということで、献血ルームが敬遠されているようです。

献血は長期間のストックができないので、医療機関にはかなり深刻な問題。


冒頭でも言ったように、ぼくは献血が趣味です。

献血をするようになった理由としては、両親が献血をするために幼い自分をよく連れて行ったため、そもそも献血へのハードルが低かったという前提があります。

また、献血をして体内から血がなくなると「やばい、新しい血が必要だ!」と新陳代謝が活性化して健康に良さそう、という勝手な妄想を持って献血してもらってます。


この記事を機に【献血を理解してもらい、より多くの人に献血に行ってもらいたい】とぼくは思っています。

また、それとは別に、ぼくが子どもの頃からほぼ変わっていない献血のシステムを進化させてより時代に合ったかたちを模索、勝手に提言したいと思います。

医療関係者でもなんでもありませんが。笑


まずは献血の概要から。

読んでみなさんの献血へのハードルが下がれば幸いです。

献血の種類とその違い

献血には大きく分けて、献血成分献血の2種類があります。

f:id:hundreds_of_works:20200326235611j:image出典:Q.献血の種類とは?採血方法や採血時間、予約、おすすめの献血種類は? - 初めてのボランティア活動

献血→血液をそのまま抜くこと

成分献血→いったん抜いた血液から成分※だけを抽出して体から抜き、赤血球など他の成分は体に戻すこと

 ※血小板や血漿

  血小板→血管壁が破れた時に傷口をふさいで血を止める防御壁の役割を担う

  血漿→物質の輸送・ガス交換・血液凝固・免疫に関与するほか、浸透圧や水素イオン濃度の調節などによって内部環境を整える体内の運搬係と調整係を担う(一部大辞林を引用)


それぞれのメリットデメリット。

●全献血

メリット

・所要時間が短い

 事前検査を省いた献血のみの所要時間は20-30分。もちろん個人差はあり

デメリット

・貧血を起こす可能性が少なからずある

 体内から血そのものがなくなる(量は200mlか400mlか自分で選べます)ので、全献血は体へのダメージはそれなりに大きい

成分献血

メリット

・体への負担が軽い

 回復に時間のかかる赤血球を含む血液を体に戻すので、体への負担は軽い

・年間の献血回数を増やせる

 前述したように体への負担が軽いため、成分献血を行った約2ヶ月後に次回の献血ができる(全献血は約3ヶ月後)

・看護師さんとより長くおしゃべりできる

 時間がかかるというデメリットをいいように捉えるとこれです。笑

デメリット

・一回の献血に時間がかかる

 機械で成分の抽出をして血液を体内に戻す工程があるため、献血そのものの所要時間は1時間半くらい

・時間がかかるので暇

 片方の腕を献血で塞がれるので、スマホいじる、本を読む、テレビを見るくらいしかできずいずれもそのうち飽きる


次に献血未体験の人には未知の空間である、献血ルームについてお話しします。

献血ルーム

ぼくの行きつけの献血ルームの設備の話になりますが、休憩・待機する場所はほぼ漫画喫茶のような空間です。

お茶ジュース飲み放題、おかきクッキーつまみ放題、漫画雑誌読み放題。しかも何時間居ても怒られない。たぶん。

●スタッフの方々

こちらも行きつけの場所の印象になりますが、「来てくださってありがとう」というウェルカム感がすごく高いです。


献血をする(時間は割かれますが)だけで感謝してもらえて、漫画雑誌読み放題、お菓子飲み物は食べ飲み放題(節度は必要)。

行かない選択肢ありますか?

実際に献血してみて、自分に合う合わないを決めればいいと思います。さぁ、献血ルームへGO→献血する|日本赤十字社

 


さて、ここからは献血ルームの今後に関する素人の勝手な提言2つ。

その1.献血ルームの廃止または縮小、より生活空間に近い場所を"献血スポット"にする

新型コロナの影響で経済活動の縮小や自粛を余儀なくされ、冒頭で紹介したニュースのように献血ルームに人が集まらないというのは仕方ないことだと思います。自分でいっぱいいっぱいの時に慈善活動をする余裕はありませんよね。

だから、そもそも「献血ルーム」という特別な場所を作るのではなく、よりみんなの身近な所で献血ができるようにした方がいいと考えました。

病院をはじめ、町の診療所や薬局の入ったコンビニ、区などが運営する健康増進センター、など。


その2.献血のオペレーションの簡略化

身近な施設で献血ができるようになるには、採血に不慣れな施設、スタッフでも問題なくできるように、オペレーションを今よりも簡略化する必要があります。

献血の手順|献血の流れについて|献血する|日本赤十字社に沿ってどうすれば簡略化できるか考えました。

1.献血受付

f:id:hundreds_of_works:20200326233657j:image出典:県政スポット/奈良県公式ホームページ(以下4枚の画像も同様)

 個人情報に関わるデリケートな工程なので、責任者が受付すべき工程。情報管理士など資格者が居た方がいい気もします。


2.質問への回答

f:id:hundreds_of_works:20200326233707j:image タブレットを渡せば一人でできますね。


3.問診/血圧・体温測定

f:id:hundreds_of_works:20200326233718j:image 医師による問診。テレビ電話などオンラインで済ませられれば、医師派遣や常駐する必要はありません。


4.ヘモグロビン濃度測定/血液型事前検査

f:id:hundreds_of_works:20200326233818j:image 専用のボランティアスタッフ(極論派遣アルバイトスタッフ)でも対応できるように簡略化。

例えば、このような自己採血できる検査キットを導入してイレギュラー時だけスタッフが対応。

f:id:hundreds_of_works:20200326023116j:image出典:セルフ血液検査|ウエルシア薬局

5.採血

f:id:hundreds_of_works:20200326233842j:image この工程は専門的すぎで素人が言及しづらいところなので、進歩的な提言はしません。できません。苦笑

 ちなみに現在の献血ルームだと一人の看護師に対して2名の献血者の面倒を見るようなオペレーションになっています。

 

5の採血の工程を従来通りに行ったとしても、1に責任あるスタッフが1名いれば、2〜4の献血ルームの常駐スタッフや医師は施設には必要なくなります。

必要となるのは以下くらいの人員数。

・・・

1の受付に責任者1名

2の質問回答と4の自己採血に付き添うスタッフ2〜3名(ボランティアか派遣アルバイト)

3の問診にテレビ電話で医師1名(地区の5〜10前後の施設を担当)

5の採血に看護師2〜5名

・・・

こうすればそもそも必要なスタッフの絶対数を減らせる上に、スタッフの専門性の平均値を下げることができます。

仮に"献血スポット"と名付けたとして、スポットAで人員が足りなければ、近くのスポットBから人を回せば事足りる距離に献血スポットを意図的に配置すれば、運営はより回りやすくなると思います。

また、ある時間に大勢の献血希望者が来たとして、献血機器台数以上の余剰の希望者についてはスポットAあるいはCに空きがあるかを受付で確認、ネット上で予約の上、ご足労ながらそちらに移動していただくようお願いすればうまくいきそうです。

 

以上、完全に素人のご都合主義で"献血スポット"の妄想を膨らませてしまいましたが、悪くないプランだと思います。

すぐには無理でも、コロナショックを契機に献血も次世代型の運営を検討してみてはいかがでしょうか。赤十字さん。

 

最後にもう一度。

この記事で献血に少しでも興味を持たれた方、現在非常に血液が足りない状況です。

ぜひ一度献血ルームに足を運んでみてください→献血する|日本赤十字社

今日はこのへんで。

ではまた。

 

最後に。

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