【熟熟】日本語の発音はあいまい?〜言い間違いと発音のあいまいさの境について
小さい頃、野球中継の「"うちゅうかん"にボールが抜けたー!」を聞いて「宇宙間」と勘違いしていたぼく(ぼくみん (@b0kumin) on Twitter)です。
出典:Wikipedia
滝のおトイレ、宇宙感、カレー臭…?ずっと聞き間違えていたアノ言葉 | サンキュ!
面白いネット記事があったのでご紹介するとともに、今回は聞き間違いや言い間違い、そもそもの日本語のあいまいさについて考えます。
これを考えるに至った事の発端は私の知り合いの中国人留学生。
彼は日本語学校で勉強をしているのですが、その彼からこんな相談をされました。
「日本人の『T』と『D』の発音があいまいで分かりにくい」
どういうことか、を説明するのに例を挙げてくれました。
例えば、「ありがとう」を何気ない感じで話してみてください。
ありがとう
自分で言った「ありがとう」が「ありがどう(A-RI-GA-DO-U)」に聞こえませんか?
次に、「カトウさん」と言ってみてください。
カトウさん
「カドウさん」に聞こえないでしょうか?
彼はこの「ありがどう」や「カドウさん」が気になったようです。
私は答えに悩んだ挙句、「イントネーションと抑揚が原因だ」と答えました。
つまり、一般的に「あ【り】がとう」「【か】とうさん」と【 】部分にアクセントがついて語尾になるにつれて言葉調子が下がります。
そこで「とう」の発音があいまいになり、濁った発音に聞こえるせいで『T』と『D』の発音があいまいに聞こえてしまう、という具合です。
このやりとりを終えたあとに改めてこの発音あいまい問題について考えました。
確かに私たち日本人は、日常会話では英語圏や中国語圏の人ほどハッキリと発音しない(人が多い)ため、不明瞭なまま伝えていることが多く、しかも受け取り手は話者の意図をきちんと汲んでコミュニケーションできている気がします。
文脈や空気を読む、ってやつですね。
日本語には、そのあいまいさに面白さが隠れている気がしてきました。
【これからもこの発音あいまい問題は頭の片隅において日本語と向き合っていきたい】とぼくは思います。
今日はこのへんで。
ではまた。
最後に。
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