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【言語】回文でことば遊び〜お菓子が好き好きスガシカオ

最近のブームは54字の物語作成。ぼく(ぼくみん (@b0kumin) on Twitter)です。

54字の物語というのは、この9×6マス、54字書ける原稿用紙で物語を完結させることば遊び。

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俳句の17字や短歌の31字よりも文字制約や季語などのルールがない、自由な創作です。

インスタで #54字の物語 と検索してみてください。たくさんの方が作品を発表されていて、読むだけでも飽きません。

 

今回はそんなことば遊びについて。

ことば遊びと聞くと浮かぶのは、しりとり、なぞなぞ、連想ゲームなどなど。

駄洒落も日本人になじみ深いものですよね。親父ギャグとも。

 レモンの入れもん、布団が吹っ飛んだ、猫がねころんだ、公文行くもん

思いついたらノータイムで披露してしっかりスベる。そんな駄洒落がぼくは好きです。

 

また、少しレベルを上げたことば遊びとしてあるのが回文

上から読んでも下から読んでも同じになる文句を回文と言います。

 やおや(八百屋)、シンブンシ(新聞紙)、竹やぶ焼けた


五文字の回文なら比較的簡単に作ることができます。

薬のリスク

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コネで猫

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寿司で死す

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そして、ネット上で見つけた秀逸な回文がこちら。

内科では薬のリスクはでかいな

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世の中ね顔かお金かなのよ

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総理は病んで疎ましく、福島東電やはり嘘

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先達が作られた回文は風刺まで込められています。

 

文学界では、泡坂妻夫さんが回文の作品『喜劇悲奇劇』を出版しています。

ウコン号というショウボートの中で連続殺人が起こるミステリー小説なのですが、題名から舞台設定、登場人物の名前「たんこぶ権太」「森まりも」、各章の題、書き出し「台風とうとう吹いた」まで回文で構成する徹底ぶり。

ことば遊びの師匠と勝手に崇めている泡坂さんに倣って、54字が回文になっている痺れるような物語をいずれ作りたいと思います。

 

今日はこのへんで。

ではまた。

 

最後に。

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