【映画】パラサイト 半地下の家族★5〜あなたの隣にいる人は本当に信じられる人ですか?
韓国映画は食わず嫌いだったぼく(ぼくみん (@b0kumin) on Twitter)です。
韓国がアカデミー賞をとって日本がとれない「根本的な差」 | 岸博幸の政策ウォッチ | ダイヤモンド・オンライン
アカデミー賞四冠の評判を聞きつけて、ミーハーまるだしで観に行きました。
地上が半分だけ見える窓(体育館の床についた窓を想像してください)のある、半分地下に埋まった家に住む貧困家族の青年が、とあるきっかけで上流階級の家庭教師の仕事を得て徐々にその家庭を蝕んでいく、というストーリーです。
【この映画は★5だ】とぼくは思いました。
文句なしに面白いです。正直、感情の振られる幅が邦画の比じゃありせん。
コミカルシーンの多い序盤や四人家族全員が上流階級に入り込んでいくテンポの良い脚本、そしてリビングの団欒シーンから最後にあんな展開に…。
技巧的な部分では、冒頭シーンとリビングのシーンの位置の対比や"2組"の家族の対比、光と闇の対比など気づくと面白い対比もあり、そういう点でもすごい脚本だなぁと感心しました。
一点だけ気になったのが、「モールス信号を解読した金持ち息子のメモ」というアイテムが使われなかったこと。
観終わった感想は2つ。
一つは、金持ち奥様のセリフ「信じられる人のつながりがベスト」と言葉の怖さ。
いつの間にか上流階級の家に家族全員入り込んでしまう状況に気づかず、騙されている本人にそれを言ってしまう滑稽さとその状況の怖さ。
今自分の周りに居る人っていつから信じられる人になったのか、と少し寒気がしました。
もう一つは、ベースとなる韓国の格差社会の描き方はノンフィクションなのか、ということでした。
「タクシー運転手の職に大卒が大挙する」とセリフはさすがにフィクションじゃないかな、とも思うのですが、韓国の格差社会の現在がすごく気になりました。韓国人の知り合いできないかな。
ちなみに主人公の青年ギウ役のチェ・ウシクは、荒川良々+松田龍平に見えて仕方ありませんでした。
また観に行きます。この映画はその価値あり。
今日はこのへんで。
ではまた。
最後に。
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